自分と変わらぬ英霊の思いに気づく 本木直宏

 In 奉納演武

ありがたいご縁があり、武徳院に練習生として迎えていただき、初めての奉納演武でした。
恥ずかしい話ですが、この年まで靖国神社という場所は、特別な方達が祀られており、特別な方達が集う場所だと思っていました。
武徳院での日々の稽古の中で師範より、奉納演武に際して、「自分を見てもらうという事ではなく、英霊の方達に自分の誠を捧げるという事。奉納演武前に、遊就館に行くべき。」との言葉をいただき、遊就館にて英霊の方達の手紙や送り出す家族の気持ちに触れたときに、自分と何も変わらず、家族への想いや、残された家族が暮らす日本への想いを感じました。


不思議な事に、奉納演武当日は、日常では感じてしまう、自分の未熟さや勉強不足を恥じる事なく、ありのままを英霊の方達に堂々と捧げる事が出来たと思っております。
「未熟者め、まだまだ先は長いぞ」等、英霊の方達が見て楽しんでくださったかななどと勝手に思い、素晴らしい経験をさせてくださった、師範と日々の稽古で御指導ご鞭撻いただいております兄弟子の方々に感謝し、これからも精進していく決意を新たにしました。