玄侑和尚と川口澄子さん
このたび、東京新聞と中日新聞に、作家で僧侶の玄侑宗久和尚が、私のことを書いてくれた。
これは先日、玄侑和尚の寺で執り行った奉納演武の模様だ。
イラストは川口澄子さん。
川口さんとは、もう15年くらいの仲だ。
初めてお会いしたのは、鎌倉の茶道宗徧流の初釜のあと、フラリと寄ったカフェ ヴィヴモンディモンシュだった。お互い初釜は別の組だったので、カフェに寄らなければ、この出会いもなかったわけだ。
なんとなく双方氣が合い、原宿で開かれた彼女の個展で祝賀演武もした。
その後、川口さんの縁で玄侑和尚にも会うことになる。
もちろん玄侑和尚の本は読んでいたが、直接知り合うようになったのは、7、8年前で、何度か福島まで行き、坐禅会にも参加した。
震災の直後、やっと新幹線が再開しはじめた頃、玄侑和尚の坐禅会に行こうと乗った列車が大宮駅で止まり、何時間もそのまま待たされ途方にくれたのも、いまや懐かしく思い出される。
そんなご縁の繋がりが、こうして形になり、世間様にも知ってもらえることが素直に嬉しい。
これをみて、さらにご縁の広がることを祈ります。