日米比 軍事関係者への演武と講義

 In 刀剣, 師範, 講座

6月6日、臥龍館道場にて、日本、アメリカ、フィリピンの軍事関係者の方々に向けて、演武と講義をいたしました。

日本語が喋れない参加者が数人いたので、日本語と英語で講義しました。

内容は、自己紹介につづき戸山流の説明と、抜刀道を創始された中村泰三郎先生の紹介、

その後、戸山流の型演武を披露してから、日本刀の歴史や、刀の見どころを簡単に説明し、

鑑賞の作法を伝えてから、実際に一人ずつ手に取って、刀を鑑賞していただきました。

そして最後に、武士道の精神性、特に「生と死はひとつのごとし」とはどんな境地かを説明し、有事の際、お国のために命を懸けて戦う軍人への敬意を表しました。

特に伝えたかったのは、日本を守ると言うのは、国土を軍事的に守ると同時に、日本の歴史、文化、そこから生まれる風土や精神性を護ることと同義であり、北朝鮮、中国、ロシアに囲まれた日本は、今後どうすればいいのか、軍人は常に考えなければならないということです。

そこを突き詰めると、おのずから憲法改正や核抑止力の問題となってくるわけで、責任ある日本人は、これらの問題を避けることなく、真剣に考えないと国が護れない時が刻一刻と迫っていることを考えてほしいと提起しました。

その後、質疑応答があり、演武と講義を終了しました。

今後も、このような機会があれば、積極的に演武と講義をしたいと思っております。

興味のある方は、お問い合わせください。

日本武徳院 

師範 黒澤龍雲