学校・教育関係者、各種団体の方々へ

 In メッセージ

最近は、漫画やアニメ、ゲームの影響からか、多くの子供たちが日本刀や、その文化に興味を抱くようになっています。
これは大変喜ばしいことです。
子供たちの純粋な興味にこたえることが、日本刀文化に携わる武道家としての責務だと思っております。
これまで子供たちに授業を行った経験上、子供が興味を持つのは日本刀そのものと、それを扱う武道家の集中力や氣の動きです。
刀剣鑑定の世界で先人から伝わる言葉に「初心者ほど本物をみせろ。そうすれば、自身の中に基準ができ、偽物をみたときに、それを見分けることができる」というのがあります。

子供だからこそ、真剣をみせ、真剣を手に持たせ、実際に斬る武道をみせる価値があるのです。
その経験が、子供たちに種子として根付き、日本文化の素晴らしさや誇らしさに気づく契機となります。
また、先生方が心配することに、子供に真剣を持たせて危なくないかというのがあります。
私はまず、日本刀に対して敬意を持つことを教え、その後、刀を手に持ち鑑賞するときの作法を教えてから、真剣を手に持たせます。
正座をし、礼をして、静かに刀を渡し、刀の重みを感じながら、姿や刃文をみるという一連の作法を通じて、子供は自然と敬虔な気持ちになり、心穏やかに刀と対話します。
刀の前で、調和を乱したり、狼藉をはたらく子供はいません。これも日本の美徳のひとつです。
これまでも、さまざまなご縁で特別授業を行ってきましたが、今後はより範囲を広げて、このWebサイトをご覧になった方からのご依頼も積極的に受けてまいりたいと思います。

特別授業の流れとしては、日本刀の歴史や特徴など基本の講義→演武→刀を手に持つ体験→質疑応答 というのが基本ですが、
場所や時間の制約で、演武は試斬はせず型のみ、あるいは映像で見せるといった対応も可能です。
また、子供や学生以外にも、官僚や自衛官の方々、青年会議所などでも講演や演武を行ってきました。
こうしたことをきっかけに、社会人が日本と日本文化を見直す一助にもなれればと思います。
学校・教育関係者の方、また各種団体の方でご興味あれば、お気軽にお問い合わせください。

主な実績としては、ブログの以下のページを参考にしてください