師範ご挨拶

 In 師範ご挨拶

このたびは我が道場のページをご覧いただきありがとうございます。

日本刀の美しさは、いわゆる「用の美」にあるとされます。

用とは、用いること、つまり斬ることです。

現代では、斬ることは武道修行として行われております。

私は戸山流抜刀道を創始された中村泰三郎先生の孫弟子であり、中村先生が追求された武道としての試し斬りを礎に、自分なりの工夫をくわえ、今の時代を生きる我々にふさわしい武道であるべく、道場を運営しております。

次に美、つまり日本刀の美しさですが、これは国宝、重要文化財に指定されている点数が圧倒的なことからもわかるように、宝物としての日本刀の美しさは多くの人が認めるところです。

私は佐野美術館館長である渡邉妙子先生の薫陶を十年以上にわたって受けておりますので、先生から教わった刀に対する知見と眼力をもとに、道場生も刀をみる目を養えるよう講義や解説をしております。

昨今、若者の間で日本刀がブームになっており、それに伴ってメディアに日本刀が取り上げられることも多くなっております。

私もBS11の「歴史科学捜査班」に出演し、刀の美しさや美術的な見方、武道としての刀の使い方などを解説し、実際に畳五畳分(直径約60センチ)の巻藁を一刀両断する演武を披露いたしました。

日本刀文化を次世代に継承するため、刀のあるべき姿を正しく取り上げてくださるメディアを通じて、刀の魅力を発信することでより多くの人に関心を持っていただき、理解される活動が今後はもっと必要だと思っております。

皆さんも日本刀に興味、関心を持ったことをきっかけに、刀の世界にもう一歩踏み込んで、刀を実際に手に取ってみるとか、鑑定会に参加してみるとか、刀を所有してみるとか、武道を通じて刀と向き合ってみるとか、そのように自分の生活の中に日本刀を取り入れ、千年続いてきた日本刀文化を継承する一人となってもらえれば大変うれしく思います。

そのために道場では、初心者向けの刀の見方木刀をつかう坐禅瞑想剣などの各種講座、日本刀の困り事を解決する日本刀よろず相談なども用意しております。

また、通常の道場見学や体験、入会希望なども随時受け付けております。

とかく敷居が高く思われがちな武道の道場ですが、日本武徳院では日本刀文化継承のため、ご縁ある方との出会いを大切にしたいと思っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ、ご参加ください。

日本武徳院 殺活自在流剣法 創始師範 黒澤龍雲